12.12.09

シミュレーション授業

昨日に引き続き 教授法(pédagogie)に関するお話です

12.6のセミナーのお話にもありましたが 採用のプロセスの中に
シミュレーション授業 を行う場合があります
言葉の通り 候補者が実際の授業を 採用担当者の前で行う というものです
生徒役に実際の学生を使う場合と 採用担当者自身が生徒役を行う場合があります

生徒役は わざと授業中に寝たふりをしたり 答えにくい質問をしたりするそうです
先生役を演じる候補者は 教科を教える方法だけでなく 
居眠りの生徒をどう対処するか* という生活面での教育についても試されます

私の教える学校でも シミュレーション授業を行っています
ネイティブ講師の採用プロセスで 日本人生徒にどう教えるかをチェックするものです
もちろん先生役をしなければならない候補者は 緊張で力を発揮できない方も多いのですが
採用アシスタントとして生徒役を演じねばならない私自身も 実際はとても緊張しております

寝たふりや 意地の悪い質問はしないことにはしているのですが
ちょっとわからないふりをしたり 多くの生徒さんが持つような疑問は質問したりするようにしています

ただし前回は事情が違いました
たとえ演技でもわからないふりができない程 先生からの圧迫感に追い込まれてしまったのです
たったの15分のシミュレーションでしたが 終わってみると いつになくへとへとでした

時にはこうして自分が生徒役を演じることで 授業を進める上での改善点に気づくことができます 

皆さんからのご意見も大歓迎ですので お気づきの点がありましたら いつでもお知らせいただければ幸甚です


*居眠りしている生徒に対する対処法として以下がセミナーで紹介されました
まず 具合の悪いところがあるの?と聞きます
もし ある と答えたら 保健室へ行くように促すなど状況に応じ対処します
もし ない と答えたら ではきちんと授業を聞きましょうね と注意します

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